「自分は運が良い」と思い始めたら、脳が疲れている証拠
「運が良い」と信じている人が、思考力が減少した状態になるとどのような行動を取るか--。カナダのグエルフ大学のマクマナスが行った研究(2014年)は、とても示唆に富んでいると言えるでしょう。
私たちの脳はスマートフォンのバッテリーよろしく、使えば使うほど考えるためのエネルギーが少なくなります。人間は、何か出来事が起きたとき、「なぜそうなったか?」を判断します。しかし、脳のリソースが少ないとこうした修正プロセスが正常に働きづらくなり、都合よく自分の判断を信じてしまうのではないか? それをマクマナスは調べたのです。
実験は、被験者を2つのグループに分け、脳を意図的に疲れさせるために8桁の数字をずっと覚えてもらうという課題をしたグループAと、課題をしないグループBに分けました。その後、トランプを1枚引いて、「勝ち」または「負け」というランダムな結果を経験してもらいました。すると、脳が疲れている(脳の資源が少ない)グループAは、トランプ勝負に勝つと、「この結果は、自分でコントロールできた」と感じる傾向が強かったそうです。


















