著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

理不尽なオトナの日常を文科省が推進する「STEAM」で分析

公開日: 更新日:

 随意契約の丸投げでのスマホのアプリ開発はエンジニアリング。

 アートとしては、成功例をでっちあげてナラティブな感動的ストーリーで宣伝する。

 最後の数学ですが、これは夫婦別姓の小学生へのアンケート調査で炸裂した、回答の選択肢を狭めて都合のいい回答だけを採用する得意のPバリュー・ハッキング炸裂、というところでしょうか。

 それにしてもオトナの日常は理不尽で満たされています。目の前の理不尽を「見て見ぬふり」「考えてはいけない」ことと職場で強いられている人がほとんどでしょう。生活を支えるため、仕方がないのです。

 理学療法士のAさんは、とあるリハビリ病院を3カ月で退職しました。理事長兼院長が職員の休憩室にお菓子の差し入れをしたのですが、翌日、職員全員にAさんの人間性を罵倒するメッセージがLINEで届いたそうです。

 その病院では理事長の差し入れに対して即座にお礼のメッセージを送らなければならない、というルールがあったのです。それを知らなかったAさんは理事長にとって非礼、常識知らず、人でなしだったのです。

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