著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

“カノジョ”への愛情を示す贈り物は破局を早める

公開日: 更新日:

 まず判明したことは、付き合い始めて間もない(交際6カ月未満)カップルの女性は、「自己ギフト」で自身を磨く傾向があったことでした。交際が始まったばかりの時期は、「相手に完璧な自分を見せたい」というプレッシャーがあるため、デートに向けて自分を磨くために時間やお金をかけると指摘しています。

 また、関係が解消される確率──つまり、破局する確率についても調べているのですが、交際初期にいったん上昇し、その後期間が長くなるにつれて低下するパターンが分かったといいます。

 その際、ギフトの影響は性別や種類によって異なることが確認され、具体的には、女性に関しては「自己ギフト」が、関係の持続につながる(解消のタイミングを遅らせる)効果があったそうです。一方、男性の場合は「他者ギフト」、すなわち愛情を示す贈り物が解消のタイミングを逆に早める傾向がみられました。

 相手にプレゼントをしたのに? と意外に思われる方もいるかもしれませんが、プレゼントが期待外れだったりプレッシャーになったりすることでトラブルの種となり、別れの原因になってしまうと、研究ではうたっています。そして男女ともに、「共同ギフト」は関係の解消を遅らせる効果を持つことも分かったといい、共同ギフトに関わるカップルは解消リスクを約20~30%低減させる効果も確認されたそうです。

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