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仲間達也医師・日本ボクシング連盟会長

 東京ベイ・浦安市川医療センター循環器内科部長、下肢救済センター・センター長。高校時代、ボクシングでインターハイに出場。得意は左フック。宮崎大学医学部卒。医師と日本ボクシング連盟会長の二刀流として365日稼働中。リングドクターの経験も豊富。

筋トレに「オープンウインドー理論」の落とし穴…かえって体調を壊す

公開日: 更新日:

 普段あまり運動しない人が、いきなり強度の高い筋トレを行うと、かえって体調を崩してしまうことがあります。その背景にあるのが、オープンウインドー理論です。

 オープンウインドー理論とは、激しい運動の後、一時的に免疫機能が低下し、体が感染症にかかりやすくなるというものです。とくに運動習慣がない人では、体が強いストレスを受けやすく、その影響が大きく表れることがあります。

 高強度の筋トレを行うと、筋肉には細かな損傷が起こります。体はその損傷を修復しようとして炎症反応を起こし、その時に大量のエネルギーを必要とします。この時に分泌が増えるのが、コルチゾールというホルモンです。

 コルチゾールは、ストレスに対抗するために重要なホルモンですが、過剰に分泌されると免疫細胞の働きを抑える作用があります。その結果、一時的に免疫力が低下し、体がウイルスや細菌に対して弱い状態になってしまいます。この「免疫の隙間」ができている期間が、オープンウインドー、まさに感染症に対して窓が開いている状態です。細菌やウイルスの猛攻に対して、ボクシングに例えればノーガードの状態ですので、体調を崩すリスクは高くなります。

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