著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

医療現場でも重要…満員電車の車内放送で考えさせられた「伝える力」

公開日: 更新日:

 これを「誠意」と呼ばずして、なんと表現すればいいのでしょう。京急は素晴らしい鉄道会社です! 神奈川県民の誇りです!

 このように一言で大きなものが伝わることがあります。

 先日、テレビの画面から腐ったにおいが伝わってきました。ハワイ外遊に数億円の税金を投じる県議会が、議長就任をめぐって「2000万円ばカツアゲされよったとです。」「いや、金ば動いとらんけん!」などと揉めています。彼らにとって2000万円は「はしたガネ」で、やりとりがあっても、すぐに忘れてしまうのでしょう。

 それにしても今どきの政治家やテレビのコメンテーターの言動からは何も伝わってきません。とにかく「責任は取りたくない!」という強い意志だけは伝わってきます。

 前置きが長すぎて何を言ってるかよくわからない、語彙も乏しい、知性のかけらも感じられない──というコメンテーターも見受けられます。「誠意をもって人に気持ちを伝える」という訓練を積んでこなかったのが原因だと思います。相鉄と京急の車掌さんの誠意と比べれば、よくわかります。

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