夏の目の病気(1)子どもに多い「プール熱」は突然の高熱が特徴
プールとついてはいるものの、プール以外の場所でも飛沫(ひまつ)や接触によって感染します。たとえば家庭内で同じタオルを使用したり、電車やバスなどの中で感染した人が触ったつり革を持つなど、日常の当たり前の行動で感染してしまう。そのため、子どもだけではなく大人の感染もあります。
原因となるのはアデノウイルスというウイルスで、その中でも主に3型、2型、4型、7型、14型などが原因だといわれています。型によって症状はやや異なりますが、プール熱の主な症状は発熱、喉の痛み、そして目の症状(結膜炎)です。
38~40度ぐらいの高い熱が突然出るのが特徴です。風邪のようにだんだんと高くなるものではありません。高熱は2~3日ほど続くことが多く、解熱剤を使用してもまたすぐに熱が出てしまいます。
目の症状で多いのが充血で、白目の部分が真っ赤になります。ほかにまぶたの裏にブツブツができて「目がゴロゴロする」という違和感を覚えたり、サラサラした目やにが出たり、涙が止まらなくなったりすることも多いです。
プール熱にはインフルエンザのような治療薬はありません。ウイルスに対する抵抗力をつけるために、安静にしてしっかり体を休めることが第一です。眼科での目の治療も同様に特効薬はなく対症療法となりますが、炎症を抑えるための点眼薬や、別のウイルスや細菌に感染することを予防するための点眼薬を処方することがあります。



















