猛暑で「歩く力」が低下…6カ条をチェックして秋から始める転倒予防
足腰が弱って転倒すれば、「痛かった」で済まされません。シニア世代では、転倒↓大腿骨頚部骨折↓入院・手術↓長期の寝たきり↓筋力低下という負の連鎖につながることがあります。
さらに「また転ぶのが怖い」という恐怖心が外出を避ける原因となり、身体機能のさらなる低下を招きます。医学的には、骨折を契機に要介護状態や活動性低下につながり、その後の健康にも影響し得るとされています。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、高齢者に対し、筋力・バランス・柔軟性を組み合わせた多要素運動を週3日以上、筋力トレーニングを週2~3日行うことを推奨しています。このような運動が、歩く力を保ち、フレイルの進行を避け、結果的に健康で長生きすることにつながります。
しかし、これをいきなり実践するのはハードルが高いかもしれません。歩行なら、その目安は1日40分以上(約6000歩)です。ただ、夏の間、あまり動いていなかった人が、急に6000歩を目指す必要はありません。
秋は、夏の疲れを癒やしながら、心身の調子を立て直すのに適した季節です。元気のある人はスポーツを再開するのもいいでしょう。歩く力は、高齢になっても「使えば維持できる力」であり、「使わなければ失われていく力」です。
だからこそ、きょうの1歩、明日の数分の散歩といった小さな積み重ねが、半年後、1年後の健康状態を大きく左右します。
どうか、今年の秋を「歩く力を取り戻す季節」にしてみてください。



















