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仲間達也医師・日本ボクシング連盟会長

 東京ベイ・浦安市川医療センター循環器内科部長、下肢救済センター・センター長。高校時代、ボクシングでインターハイに出場。得意は左フック。宮崎大学医学部卒。医師と日本ボクシング連盟会長の二刀流として365日稼働中。リングドクターの経験も豊富。

猛暑で「歩く力」が低下…6カ条をチェックして秋から始める転倒予防

公開日: 更新日:

 足腰が弱って転倒すれば、「痛かった」で済まされません。シニア世代では、転倒↓大腿骨頚部骨折↓入院・手術↓長期の寝たきり↓筋力低下という負の連鎖につながることがあります。

 さらに「また転ぶのが怖い」という恐怖心が外出を避ける原因となり、身体機能のさらなる低下を招きます。医学的には、骨折を契機に要介護状態や活動性低下につながり、その後の健康にも影響し得るとされています。

 厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、高齢者に対し、筋力・バランス・柔軟性を組み合わせた多要素運動を週3日以上、筋力トレーニングを週2~3日行うことを推奨しています。このような運動が、歩く力を保ち、フレイルの進行を避け、結果的に健康で長生きすることにつながります。

 しかし、これをいきなり実践するのはハードルが高いかもしれません。歩行なら、その目安は1日40分以上(約6000歩)です。ただ、夏の間、あまり動いていなかった人が、急に6000歩を目指す必要はありません。


 秋は、夏の疲れを癒やしながら、心身の調子を立て直すのに適した季節です。元気のある人はスポーツを再開するのもいいでしょう。歩く力は、高齢になっても「使えば維持できる力」であり、「使わなければ失われていく力」です。

 だからこそ、きょうの1歩、明日の数分の散歩といった小さな積み重ねが、半年後、1年後の健康状態を大きく左右します。

 どうか、今年の秋を「歩く力を取り戻す季節」にしてみてください。

【連載】リングドクター・仲間医師のズバリ回答ヘルスケア

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