死亡事故例も “命がけ入浴”の評論家が語る「危険な温泉」

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 北海道足寄町の温泉旅館の浴槽で男性(52)が意識不明の重体に陥った事故で、北海道警が業務上過失傷害の疑いで捜査を始めた。今回の事故が発生したのは2014年10月。同じ浴槽で過去に2人が死亡していることも分かった。2年も経ってから警察が動いた背景には、環境省が今年9月に硫化水素ガスを含む温泉の安全対策に乗り出したこともありそうだ。

「大げさに聞こえるかもしれませんが、温泉入浴は常に危険と隣り合わせです。温泉を甘くみている人は、いつか恐ろしい事故に巻き込まれるでしょう。とくに卵が腐ったような臭いがする硫化水素ガスを含む温泉は危ない。濃度が濃くなると嗅覚がやられてしまう。高濃度のガスを吸って即死することもあります」

 こう言うのは、「命からがら-誰も行けない温泉」(小学館文庫)の著者で温泉評論家の大原利雄氏だ。これまでに800近い温泉を取材。険しい山奥にも防毒マスクをつけて何度も踏み込んだことがあるという。

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