著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

渡米資金は質入れで捻出 野口英世は極端な放蕩児だった

公開日: 更新日:

英世への改名は坪内逍遥の小説から

「あの頃映画 松竹DVDコレクション『遠き落日』」DVD発売中 2800円+税 発売・販売元:松竹(C)1992「遠き落日」上映委員会

 野口英世といえば、アフリカで黄熱病究明に生命を懸けた真面目な医師――。

 読者の中には、そうしたイメージを抱いている人がいるかもしれません。

 が、その実像は大きく異なります。野口は常識離れした人物でした。

 明治9(1876)年11月、福島県耶麻郡三ツ和村(… 

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