地震で部屋が散乱…“正しい片づけ方”を危機管理のプロ指南

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 本棚をはじめ棚を元に戻すのは、「最低でも地震発生から2週間後」。余震に備えるためだ。

 同じ棚でも、食器棚は特に要注意だという。

「棚の中身を出して作業するのは本棚と同じですが、必ず軍手などの手袋をして、底の硬い靴を履くこと。食器の片付けでケガをする人はかなり多いのです。普段から大きな皿の上に小さな皿を重ねておくと、揺れたときに大きい皿の上で小さな皿が動いてバランスをとるために、棚から落ちにくくなります」

 家電はどうか。

「プラグが外れかかったところにホコリがつき、火災を引き起こすリスクがあります。必ずプラグはすべて抜き、ブレーカーを落とし、プラグのホコリを拭いてからブレーカーを上げてコンセントに差します」

 家屋が倒壊していなくても、扉枠や窓枠が歪んでいると、いったん閉めると開かなくなる恐れもある。部屋に閉じ込められないよう、開けられるドアは開けながら、作業をするのが肝心だという。

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