加来耕三
著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

「救民」の旗を掲げて叛乱を起こした大塩平八郎の人気ぶり

公開日:

 江戸時代後期、大飢饉に苦しむ庶民のために、身を投げ出して蜂起したのが大塩平八郎です。「知行合一」を唱えた陽明学者でもありました。

 平八郎は寛政5(1793)年、大坂天満の生まれ。先祖は代々、大坂東町奉行の与力を勤めました。平八郎は10年間の与力見習を経て14年間与力として働き、名与力の評判を取っています。

 彼は不正を見て見ぬふりができない性格で、腐敗役人らを堂々と糾弾しました。しかし“悪”を憎む平八郎への反感は強く、38歳のとき、後ろ盾だった上司の高井実徳が転勤したのを機に、家督を養子の格之助に譲って、平八郎は隠居。陽明学の私塾を開きました。

 天保8(1837)年、運命が大きく変わります。天保4年から7年まで、断続的に続いた大飢饉により、全国におびただしい餓死者が出ました。

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