西潟正人
著者のコラム一覧
西潟正人

魚の伝道師。東京海洋大海洋生命科学部非常勤講師(魚食文化論)。

ムツ・クロムツ 煮つけは薄味で淡い甘みをそのまま楽しむ

公開日: 更新日:

 スズキ目ムツ科ムツ属には、ムツとクロムツの2種がある。全身黒っぽくて大きな目、体形もよく似ているために両者ともそろって「クロムツ」と呼ばれることが多い。

 ムツは褐色がかった黒色でウロコが大きい。クロムツのウロコは細かいせいか、黒色が強いように見える。超高級魚のアカムツは、ホタルジャコ科の別種だから要注意。

 ムツとクロムツは1メートルにもなる大型魚で、30センチを超えるころから高級魚の仲間入りをする。水深200~700メートルにいて、深場釣りでも人気だ。

 切り身は冷凍で流通したから、甘辛煮を懐かしがるご仁も多いと思う。今は、真っ先に刺し身である。煮込んだ皮のウマさも知っているはずで、頭部と一緒に煮たら捨てるところなんて、ほとんどない。

 軟らかいウロコは、乾かないうちにかき落とす。表皮に張りついてしまうと、厄介なのだ。エラ口から肛門まで腹を開いて、内臓を取り除く。血合いを切って水洗いしたら、水気をしっかり拭いて下ごしらえ完了だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    厚生年金70歳以上義務化で日本は“ブラック国家”まっしぐら

  2. 2

    山口真帆は“手打ち”で出演 NGT48千秋楽公演は大荒れ必至?

  3. 3

    衆院補選10年ぶり敗戦濃厚で 甘利選対委員長に「責任論」

  4. 4

    帰化決意の白鵬が狙う理事長の座 相撲界を待つ暗黒時代

  5. 5

    パ球団トレード打診も…阪神は藤浪を“飼い殺し”にするのか

  6. 6

    失言や失態だけじゃない 桜田五輪大臣辞任「本当の理由」

  7. 7

    白鵬は厳罰不可避か 春場所の“三本締め”に八角理事長激怒

  8. 8

    杉並区議選応援で大混乱 杉田水脈議員に差別発言の“呪い”

  9. 9

    中日・根尾は大学を経てからのプロ入りでもよかったのでは

  10. 10

    投手陣崩壊…広島“沈没”は2年前のドラフトから始まった

もっと見る