西潟正人
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西潟正人

魚の伝道師。東京海洋大海洋生命科学部非常勤講師(魚食文化論)。

実は冬が旬のサザエ 食べるのは足・貝柱・生殖腺の3部分

公開日:

 サザエは冬、アワビは夏を旬とする。産卵期の違いで、身が太ったり、痩せたりするわけだが、市場には年中あって馴染み深い。

 直腹足亜綱古腹足目サザエ科。沿岸の岩礁地帯にいて、潜り漁や望潮(見突き)のほか、刺し網でも捕獲される。江の島など観光地で見られる屋台の「つぼ焼き」は、磯の香りで旅人を誘う。

 飲食店の生けす料理では刺し身も人気だ。コリコリした食感と、海がそこにあるような香りがたまらない。日本人にとってサザエは潮風を感じる対象なのかもしれない。

 両手いっぱいになるような大モノもあるが、握り拳くらいが通常だろうか。殻に生えるツノの有無には、さまざまな説がある。雌雄のほかに磯の荒れ具合、弘法大師の登場まで聞く。だが、特に意味がないようだ。

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