加来耕三
著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

野望持たぬがゆえ滅亡…朝倉義景は女性運のない戦国大名

公開日: 更新日:

 天下に覇を唱える実力を持ちながら、義景は野心のなさゆえに、自ら滅亡したといえます。

■美人コンテストで弱体化し…

 朝倉義景は女性運に恵まれなかったといえるかもしれない。

 管領・細川晴元の娘を正室に迎えるも死別。継室の近衛稙家の娘も男子を産めなかった。

 そこで家臣・鞍谷刑部の娘・小宰相局を側室にしたところ、長男の阿君丸を産んだものの、父の鞍谷が娘の権勢をかさに政治を壟断した。近衛の娘は京に帰って行き、義景は政治への興味も発言力も失った。

 しかし義景が36歳のとき、小宰相局と阿君丸が他界する。意気消沈した義景を元気づけるために、家臣団が考案したのが美人コンテストだった。選ばれたのは家臣・斎藤兵部少輔の娘で、義景は小少将の名を与えて寵愛。ところが小少将は政事に口出しするようになり、前波吉継や富田長繁といった重臣を義景から遠ざけた。これによって朝倉家は弱体化し、信長の2度目の攻撃で義景は自害に追い込まれたのである。

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