田丸昇
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田丸昇

1950年5月5日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ 詰め&必死」(創元社)がある。

「千駄ヶ谷の受け師」「おじさん棋士」の悲願の初タイトル

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 木村は2009(平成21)年、羽生善治棋聖(当時38)に挑戦した棋聖戦で、2勝1敗から2連敗して敗退した。深浦康市王位(同37)に挑戦した同年の王位戦でも、3連勝から4連敗して大逆転劇を喫した。また16年の王位戦でも、羽生王位に3勝2敗から2連敗している。

 木村は、勝てばタイトルを獲得できる状況で、計8局も敗れたのだ。心が折れて普通は立ち直れないところだが、不屈の精神を持ち続けた。

 木村の座右の銘は「百折不撓」。何度折れてもくじけないという意味である。その原点は、奨励会(棋士養成機関)時代のつらい経験にあった。

 木村は17歳で参加した三段リーグで、好成績をなかなか挙げられなかった。11期目と12期目に好機が訪れたが、どちらも最終戦で敗れて昇段を逃した。いずれは奨励会を辞めるのかな、と悲観したという。しかし、13期目の23歳のとき、四段にやっと昇段できた。

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