コロナ変異種が国内で市中感染か 静岡男女3人初の経路不明
感染力が1・7倍とされる英国の変異種の経路不明の感染が確認され、新型コロナウイルスのさらなる感染拡大の懸念が高まっている。厚労省は18日、静岡県内の男女3人の感染者から、英国の変異種が検出されたと発表した。3人は20代と40代の女性、60代男性で、いずれも1月上旬に発症。英国を含む海外への渡航歴や入国者との接触はなく、市中感染の疑いが濃厚だ。
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静岡県も18日緊急記者会見を開き、感染判明の詳細などを明らかにした。3人のうち、20代女性を他県の保健所で調べたところ、変異種感染の疑いが浮上。20代女性と、この女性の濃厚接触者に該当する40代女性の検体を国立感染症研究所に送付した。変異種検出用PCR検査やゲノム解析の結果、18日午後6時に英国由来の変異種感染が確定したという。