上昌広
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上昌広医療ガバナンス研究所 理事長

1968年兵庫県生まれ。内科医。東京大学医学部卒。虎の門病院や国立がん研究センター中央病院で臨床研究に従事。2005年から16年まで東京大学医科学研究所で、先端医療社会コミュニケーションシステムを主宰し、医療ガバナンスを研究。16年から現職。

コロナ専門家の非科学的な発言は帝国陸軍幹部とうり二つだ

公開日: 更新日:

 9月3日、菅総理が退陣の意向を明かした。敗因はコロナ対策の失敗だ。マスコミは、専門家の意見を聞かず、独善的と批判する。筆者は、このような論調に違和感がある。医系技官や尾身茂分科会会長らの専門家の対応を見れば、菅総理ならずとも不安になる。

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 専門家の問題は、科学を軽視していることだ。コロナ流行当初、PCR検査は1%程度の偽陽性があり、信頼できないと主張し、検査を抑制した。これは、いつの時代の議論だろうか。7月、南京でデルタ株が確認されると、中国政府は約900万人の住民に対し、1カ月の間に3回のPCR検査を実施し、デルタ株を抑制した。これが最新の科学だ。

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