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上昌広医療ガバナンス研究所 理事長

1968年兵庫県生まれ。内科医。東京大学医学部卒。虎の門病院や国立がん研究センター中央病院で臨床研究に従事。2005年から16年まで東京大学医科学研究所で、先端医療社会コミュニケーションシステムを主宰し、医療ガバナンスを研究。16年から現職。

なぜ男子もHPVワクチン(子宮頚がんワクチン)を接種した方がいいのか

公開日: 更新日:
男性でもHPVワクチンを定期接種化するよう求める署名を厚労省に提出した若者たち(C)共同通信社

「息子が医学部に合格しました」と患者から言われた。私はお祝いを述べ、医学生の心構えを語った後、「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを打っておいた方がいいですよ」と付け加えた。なぜ、男子に勧めるのか。本稿でご紹介したい。

 HPVワクチンの別名は子宮頚がんワクチン。日本… 

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