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上昌広医療ガバナンス研究所 理事長

1968年兵庫県生まれ。内科医。東京大学医学部卒。虎の門病院や国立がん研究センター中央病院で臨床研究に従事。2005年から16年まで東京大学医科学研究所で、先端医療社会コミュニケーションシステムを主宰し、医療ガバナンスを研究。16年から現職。

研究が進む「共生菌」の知られざる効力 人々の健康観念が大きく変わる可能性

公開日: 更新日:
中国の南方医科大学の研究チームの発表は世界中の注目を浴びた(中国の生まれたばかりの赤ちゃんたち)/(C)共同通信社

 感染症研究は日進月歩だ。8月3日「サイエンス」誌に掲載された米ジョンズ・ホプキンス大学の研究が注目を集めている。

 この研究では、マラリアを媒介するハマダラカの腸内がデルフティア・ツルハテンシスTC1という細菌に感染している場合、マラリア原虫の増殖が抑制されることが明らか… 

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