被災4県「北陸応援割」3・4月から実施方針に賛否 SNSでは《GoTo歓迎》の一方で《まだ早い》と慎重論

公開日: 更新日:

「ゴールデンウイークまでの3月、4月を念頭に、北陸4県を対象として1泊2万円を上限として旅行代金を割り引く『北陸応援割』を実施する」

 最大震度7を観測した能登半島地震を受け、岸田文雄首相(66)は24日の参院予算委員会で、被害を受けた石川、新潟、富山、福井の北陸4県への旅行代金について最大で1泊2万円を割り引く「北陸応援割」を実施する方針を明らかにした。

 今回の震災で、石川県珠洲市などは壊滅的な被害を受けたものの、県都・金沢市などを含む他の近隣地域は比較的影響が少なく、通常営業が可能なホテルや旅館は多い。しかし、これらの地域でも「予約のキャンセルが相次いでいる宿泊施設が多数存在している」(岸田首相)という。富山県では震災後、県内のホテルや旅館で宿泊や宴会のキャンセルが相次ぎ、損失額が1億円に上る、とも報じられた。

 このため、政府は早急な支援策が必要として旅行割の導入──いわゆる「GoToトラベル」の「北陸版」を打ち出したわけだが、SNS上では実施をめぐって賛否の投稿が相次いでいる。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった