著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

あれから34年…砂漠が帰ってくる? 株高を支える「N・I・S・A」とは…

公開日: 更新日:

「砂漠へ行こう」

 そんな感じでカミさんに声をかけられたら、それこそ要注意だ。

「まさか俺を連れてって、置き去りにするのか?」

 そう考えても不思議ではないからである。でも、そんなふうに実際に置き去りにされた人がいる。それは1989年12月の暮れ。日経平均が3万8915円を付けた、その日に株を買った人である。

「砂漠へ行こう(3万8915)」と誘われたっきり、今の今まで帰ることはなかった。あれから34年……。

 取り返しのつかないことをしてしまった。あのときの株価と三段腹。会社のために手となり足となったが、結局はクビ。昔は手を取り合いながら生きてきたが、今では、ない財産の取り合い。化粧よりも、化粧まわしが似合う今日この頃。最近は「きみまろワード」全開である。

 でも、これからは大丈夫。日経平均が新高値をつけ、われわれを新しい世界へと誘ってくれる。その立役者となったのが新NISAである。「DAIGO」風に言えば、「何でも、いい、さっさと、上がる」である。開始からはや2カ月。株価はものすごい勢いで上昇した。専門家の予想を、はるかに上回ったのである。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態