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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

保険に入るより「つみたてNISA」がお得? 結論は「不幸のギャンブル」の乗ることはない

公開日: 更新日:

 でも、それでも怒りが収まらないご貴兄は、念のため保険に入っておくのはどうか。「先進医療にかかっても最大2000万円保障」──うん、うん、これがいい。掛け金も月々3000円とお手頃。いや70歳男性は6500円か。年齢、性別で高くなるんだな。

 しかし、日本の健康保険制度はかなり優秀。もともと2~3割負担となっているし、高額医療に関しても制度が充実。自己負担限度額を超えたら、あとで払い戻される。

 実際、「意外と安かった」というケースも多い。だから、「病気になったら大変。ぜひ、保険に入っておきましょう」的なセールストークは無視。「不幸のギャンブル」に乗る必要はない。

 保険料の分でコツコツと「つみたてNISA」でもしていた方がいいのだ。

「落ち着いて聞いてください。胃に悪性の腫瘍があります」

 こう先生にマジ顔で言われても、こう言い返してやればいい。

「あっ、その腫瘍、私のじゃないです」

「おまえはファミレス女子か!」──でも、会計はちゃっちゃと済ましてくださいね。紛れもなく、病院も商売なんで……。

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