藤倉善郎
著者のコラム一覧
藤倉善郎ジャーナリスト

1974年、東京都生まれ。カルト問題を20年以上にわたり取材。2009年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」を創刊し、総裁就任。著書に「『カルト宗教』取材したらこうだった」など。「徹底検証 日本の右傾化」(塚田穂高編著)、「だから知ってほしい『宗教2世』問題」などの共著も多数。

陰謀論集団Qアノンの日本版「Jアノン」に幸福の科学…反北京冬季五輪には杉田水脈議員がエール

公開日: 更新日:

 前回、トランプ前米大統領を支持する陰謀論集団のQアノン教団「サンクチュアリ教会」を紹介した。2020年の大統領選をめぐっては、日本でもトランプを支持するデモが全国で開催されたが、それを主導してきたのが、この宗教の信者たちだ。当時、複数の宗教勢力などもこれと共闘し、「Jアノン」(日本版Qアノン)と呼ばれた。

 そのひとつが、幸福の科学だ。教団公式ではなく、有志活動としてデモを繰り返した。デモ出発前には、主催者が信者であることを明かし、トランプのために祈りを捧げる。その上で、デモ後に東京・銀座の数寄屋橋交差点でQアノンのようなスピーチも。

「アメリカでトランプが今、ディープステートと戦っている。私たち日本人もまた戦わなければならないときに来ています」(幸福の科学職員・与国秀行氏)

 幸福の科学信者とサンクチュアリ教会は、互いが主催するデモにも参加し合った。両者がデモを共催することもあったがそんなときですら幸福の科学信者は、教祖である故・大川隆法総裁を称えるシュプレヒコール。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと