1951年創業「梅の湯」10分3セットが無料に加えて焼き鳥屋とコラボ!

公開日: 更新日:

梅の湯(小台)

 都電荒川線小台駅から7分ほど歩くと、小台本銀座商店街に三角屋根のペンション風建物が目に留まる。1951年創業の「梅の湯」は何と銭湯と焼き鳥屋「梅京」がコラボした、ユニークなスタイル。建物の入り口は3つあって、真ん中のコインランドリーを挟んで左に銭湯、右に焼き鳥屋となっている。

 まずは銭湯で、1階下足場から2階に上がり、券売機で入浴料520円+タオルセット代150円を購入。そう、サウナ代は無料。広いロビーには巨大「いろはカルタ」が並んでいた。「創業当時、脱衣場の天井を飾っていたカルタをリユースしています」とは3代目の栗田尚史さん。レトロなカルタは店の歴史を伝える名物だった。

 イ草カーペットの脱衣場で服を脱ぎ、浴場に入ると天井が高くて開放感バッチリ。カランにはシャンプー類が用意されていて手ぶらでOK。

 湯は地下約80メートルからの井戸水を使用。銭湯では珍しい高濃度水素風呂から楽しんでみよう。湯船が広く、泳ぎたくなるが、もちろんいけません。40度。マイクロバブルに疲れが抜けるぅ~。

 もうひとつの白湯は42度で、腰や足裏にボボボの寝風呂2床、ハイパワージェット1床を備える。3つ目の日替わり薬湯は43度、この日は梅色の潤肌湯。ほんのり甘い香りで、店オリジナル乳酸菌入り入浴剤としてフロントで販売している。

 さらに露天には、すがすがしい富士山のターポリンが飾られていた。42度で深めのバイブラと寝風呂でポッカポカになり、サウナへGO。

 ドア前のビート板で中の客入りを判断する仕組みで、全5枚。サ室は4席だから、残り1枚だと室内は満席、順番待ち1番手の人の分という。

 運よく空席2つ。L字1段ベンチの真ん中にどっこいしょ。蒸気ボイラーの配管を壁に収納したボナサウナは80度設定でも、温度計は85度。ほどよい湿度、まったりとした熱さが気持ちいい。

 おや、ベンチ前に用意されたウチワでセルフ熱波を楽しむ寸法か。正面のモニター映像を見ながら、ウチワをあおぐと、マイ熱波タイムスタート。室内の棚に置かれた柚子のアロマでスパイシーな香りが漂い、気分はトロトロだった。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々