著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

NISAはタイムカプセルだ! 株価下落で解約増だが、やめてはもったいない

公開日: 更新日:

「思った値動きと違った」

「損失が小さいうちにヤメよう」

 そう考えてしまったからだ。

 だが、NISAというのは、そもそも株価下落を想定した投資手法。ドル・コスト平均を使って買い付け単価を低く抑える、というのが特徴だ。「株価が下落したから解約する」というワケの分からん想定にはなっていない。

 要するに、投資でも何でも意志を貫くことが重要。シニアにとっては短い期間であっても、始めたからには、それを続けることが重要だ。

 途中で投げ出すくらいなら、最初からヤラない方がいい。新社会人よ。会社に入ったからには、精根尽きるまで働いてみてはどうか。

「遭難したら下りたらダメ!」と言われても、乗りかかった船、とことん下ってやろうではないか──。

■10年後、20年後にフタを開けるもの

 NISAに関しても、やり始めたからには続ける、というのが重要だ。だから途中の株価なんて見る必要はない。見たってどうせ分からない。10年後、20年後にフタを開けてどうなの? という世界である。

 これは小学生のタイムカプセルと同じ。「あれっ、おかしいな? この木の下に埋めたハズなのに……」と、担任がグチるのも、いつものお約束。でも、そんなときは、「遭難しちゃいましたね」と、颯爽と笑い飛ばせばいい。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  2. 2

    福山雅治「ラストマン」好調維持も懸案は“髪形”か…《さすがに老けた?》のからくり

  3. 3

    夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 5

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  1. 6

    福山雅治、石橋貴明…フジ飲み会問題で匿名有力者が暴かれる中、注目される「スイートルームの会」“タレントU氏”は誰だ?

  2. 7

    広陵問題をSNSの弊害にすり替えやっぱり大炎上…高野連&朝日新聞の「おま言う」案件

  3. 8

    桑田真澄が「KKドラフト」3日後に早大受験で上京→土壇場で“翻意”の裏側

  4. 9

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  5. 10

    「時代に挑んだ男」加納典明(38)同年代のライバル「篠山紀信と荒木経惟、どっちも俺は認めている」