春キャベツが1玉1000円超えも…価格高騰のカラクリと異常事態の行方

公開日: 更新日:

■ラーメン、ギョーザ、とんかつを扱うお店は悲鳴

 豊洲市場の関係者は「取引先の飲食店は悲鳴を上げている」と、こう言う。

「一般家庭なら、値段が高ければ買わなければいい。でも、外食産業、特にラーメン、ギョーザ、とんかつを扱うお店では、キャベツはなくてはならない食材。高くても買わざるを得ず、どこも大変な思いをして仕入れているようです」

 高騰は今がピークのようだ。

「5月からは茨城県産キャベツの出荷が増え、夏に向けては長野県や群馬県など、標高の高い地域に産地が切り替わります。6月中旬にはだいぶ、価格が落ち着くとみていいでしょう」(園芸作物課)

 ただ、こんな心配な話も。スイカの産地、神奈川県などではキャベツの収穫が遅れると、スイカの植え付けもその分遅れ、栽培に影響が出るようだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  4. 4

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    トップ清水賢治社長に代わったフジテレビの“アニメ推し”が目に余る

  2. 7

    参院選和歌山「二階vs世耕」は血みどろの全面戦争に…“ステルス支援”が一転、本人登場で対立激化

  3. 8

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  4. 9

    長嶋茂雄さんの引退試合の日にもらった“約束”のグラブを含めてすべての思い出が宝物です

  5. 10

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった