進行・再発乳がん…副作用少なく“安定期間”延ばす薬が登場

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 増加の一途にある乳がんだが、①進行・再発乳がんで②ホルモン受容体陽性かつHER2陰性のタイプに対しての新薬が登場する。最新治療はどうなっているのか? 国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科長の田村研治医師に話を聞いた。

 乳がんはタイプによって治療法が異なる。カギのひとつが、女性ホルモンとHER2というタンパク質だ。

 乳がんには女性ホルモンで増殖するものがあり、女性ホルモンの作用を抑える内分泌治療が効く。このタイプはホルモン受容体が陽性か陰性で分かる。また、HER2を多く含む乳がんには、HER2阻害剤という薬が効く。HER2が陽性ならHER2阻害剤と抗がん剤、陰性なら抗がん剤だけの治療を行う。

「今回の新薬が対象とするのは、手術が不能な進行・再発乳がんの中でも、内分泌治療と抗がん剤治療を行うタイプです。内分泌治療を先に行い、効かなくなったら抗がん剤治療に移行します」(田村医師=以下同)

 内分泌治療は1次から3次まであり、“前の内分泌治療が効かなくなったら次”となる。患者によって、ひとつの内分泌治療が効いている期間も違えば、1次だけで終わる人、2次あるいは3次まで進める人もいる。内分泌治療をしている余裕がなく、いきなり抗がん剤治療に入る人もいる。

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