パリ五輪の金メダルラッシュで株価爆上げ一直線! 心強いリポートの中身と関連銘柄探し

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世界が注目するミズノの透けないウェア

 今大会も関連株がジワリと上昇している。阿部兄妹のパーク24ばかりではない。フェンシング男子エペで金メダルに輝いた加納虹輝や女子やり投げの金メダル候補・北口榛花らが所属する日本航空体操団体で金メダルの橋本大輝、谷川航、萱和磨が所属するセントラルスポーツなどだ。

「思いもよらない会社が浮上するかもしれません。今大会はスケボーで14歳の金メダリストが話題ですが、一方で、総合馬術団体で銅メダルを獲得した“初老ジャパン”がシニア層を元気づけています。最年長は大岩義明選手の48歳。平均で41.5歳です。『チョコザップ』などを運営するRIZAPグループをはじめ健康関連企業に関心が集まっています」(証券アナリスト)

 スポーツ施設のコナミグループなど運動施設も物色される。スポーツ用品のゼビオホールディングスゴールドウインアシックスあたりも外せない。

「透けないウエアへの関心がかなり高まっています。女子バレーボール卓球で採用されていて、今後、海外の関心度も高まるでしょう。手掛けているのはミズノです」(宅森昭吉氏)

 ミズノが開発したのは赤外線カメラの盗撮にも効果を発揮するウエア。すでに売れ行きは好調らしいが、パリ五輪をきっかけに海外からの引き合いが殺到する可能性は高い。

■栄養ドリンクや目薬も外せない

 もうひとつ注目したいのは、今大会の決勝は日本時間の夜中2時、3時過ぎが多い点。目をショボショボにしながらテレビで応援しているサラリーマンは大勢いる。

「栄養ドリンクや目薬、疲労回復グッズは売れているでしょうね。ただでさえ猛暑で体力が奪われているのに、朝方まで声援を送っていますから大変です」(前出の証券アナリスト)

「オロナミンC」の大塚ホールディングス、「養命酒」の養命酒製造、目薬を扱う参天製薬ロート製薬あたりが関連銘柄だ。

 パリ五輪の日程後半には、新規採用されたブレイキン(8月9日女子、10日男子)で金メダルの期待がかかるシゲキックス(半井重幸)が登場。早くも、ダンスシューズを販売するエービーシー・マートやダンススクールのスプリックスなどの株価アップが囁かれている。

 日本のメダル獲得数が増えるごとに、日経平均上昇の期待も高まる。朝方まで声援を送りたい。

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