女性版マッスルバーに行ってみた!世界中のトレーニーや筋肉好きが集う「唯一無二の楽園」に酔いしれる

公開日: 更新日:

客の頭上からグレープフルーツを生絞り

 入店からほどなくしてDJが名物《生絞りサワー》の提供を告げると、筋肉女子がさっそうとTシャツを脱ぎ捨て、へそ出しタイプのスポーツウエア姿を披露。自慢の上腕二頭筋を掲げながら、手に持ったグレープフルーツを客の目の前でギチギチと絞り始めた。

 ひと際大きな歓声が上がる方に目をやると、筋肉女子が上半身裸になった男性客の頭頂部から、グレープフルーツを絞り出しているではないか!

 あふれ出た果汁が頬を伝い、顎下に置かれたグラスへボタボタと垂れている。

 こんなエキセントリックなカクテルの作り方は前代未聞だ。

 息をつく間もなく今度は「ショータイム」に突入。筋肉女子がポールダンスを実演したり、客も総立ちになって一緒に筋肉ダンスを踊ったりと刺激的な時間が続いた。

■店内の空気を切り裂くビンタの音

 ショーが終わると、同店の神髄が待っている。気になるキャストに店内専用通貨「マッスル$」(10マッスル$=1000円)を渡せば、ここでしか体験できない特別なオプションメニューを堪能できる仕組みだ。

「特に人気なのは《マッスル指名ビンタ》(10マッスル$)です」と、ハリ店長。説明を受けている最中も、ステージからは賑やかな店内の空気を切り裂くように「バチーンッ!」という破裂音がこだましていた。とんでもない威力を体感できるのは間違いない。

「その他、《マッスルお姫様抱っこ》や《マッスルお注射》もオススメです。女性客専用メニューも4点用意しているので、男女でご来店いただいても楽しめるようになっています」(同)

 午後5時オープンの同店は1日4部制で、席数などの都合で各回計10組しか入れないため、HPからの予約は必須だ。ハリ店長が「オススメ」という80分コース(5000円)には前述の名物《生絞りサワー》が含まれ、飲み放題。マッスル$を購入して存分に楽しんでも、1万円でお釣りがきそうな良心価格となっている。

《今日はありがとうございマッスル~!》

 あっという間に80分が過ぎ、見送られて退店。筋肉女子たちの笑顔やエネルギーが頭に刻まれた記者は、再訪を心に誓うのであった。

(取材・文=杉田帆崇/日刊ゲンダイ

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  2. 2

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  3. 3

    東京・荒川河川敷で天然ウナギがまさかの“爆釣”! 気になるそのお味は…?

  4. 4

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  5. 5

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  1. 6

    コメどころに異変! 記録的猛暑&少雨で「令和の大凶作」シグナルが相次ぎ点灯

  2. 7

    8月の食品値上げは前年同月の1.5倍! インフレあおる無策日銀のせいで庶民生活は「限界突破」

  3. 8

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 9

    「イネカメムシ」大量発生のナゼ…絶滅寸前から一転、今年も増加傾向でコメの安定生産に黄信号

  5. 10

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃