3連休の中日、7.20海の日に参院選は「国民民主党潰し」と識者…若者の投票を遠ざける歪んだ日程

公開日: 更新日:

 極めて異例の選挙日程が浮上だ。政府・与党が来年の通常国会を1月24日召集の方向で調整に入った。会期は6月22日までの150日間。会期延長がなければ法の規定により、来夏の参院選は7月3日公示、20日投開票となる見通し。20日は「海の日」3連休の中日。補選以外の国政選挙の投開票日が連休の中日となれば記録が残る1952年以降、初めてとなる。

「7月上旬には公明が重視する東京都議選があり、支持母体の創価学会の集票力をフル回転させるため、参院選との日程を極力空けるよう求めていた。しかし少数与党転落で厳しい国会運営が予想され、自民は政権崩壊に“赤信号”がともる予算案の年度内不成立だけは避けたい。できる限り国会日程に余裕を持たせ、1月21日召集、参院選投開票は7月13日を軸に検討していた」(政府関係者)

 ところが、トランプ米次期大統領が急きょ、石破首相との会談について「1月中旬であれば応じられる」とオファー。来月20日の大統領就任式直前、石破首相訪米の検討を迫られ、21日召集を断念するしかなかったようだ。

 海の日3連休は夏の行楽シーズン真っ盛り。多くの人がレジャーに繰り出せば、参院選の投票率悪化が懸念される。「無党派層は寝ていてくれれば」(森元首相)はもう25年も前の話。最近は選挙に無関心だった若者たちが投票所に向かい、投票率が伸びるほど「自民有利」が定説となりつつある。若年層ほど自民の支持率が高いからだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した