著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

(78)ドイツのミーレ社が調査 環境への負荷を減らす家電の使い方とは

公開日: 更新日:

 ミーレが食洗機の原材料から生産、輸送、また労働者の通勤、ユーザー製品の使用、廃棄など、家電が作られてから、廃棄再利用するまでのステップ、ステップで、温室効果ガスの排出量を算出した結果、80%はユーザーの製品使用時に出ていることがわかった。

 食洗機は、ロボット掃除機、洗濯乾燥機と並ぶ「家事の時短」版三種の神器だ。これらは元々節約型の家電だ。食洗機などは水6リットルもあれば、一食分の食器をきれいにできる。しかもドイツ人の86%は資源を守ることを大切に思っているという。

 とはいえ、メーカーが節約・環境負荷の少ないプログラムとして開発したエコモードを普段使っているユーザーは30%だそうだ。

 この話を聞いた時、夏に必ず出てくるエアコンの節電話を思い出した。エアコンはメーカーの「自動モード」で使用するのが最も節約、環境負荷が低いのだが、自分の方がよく知っているとマニュアルさえ読まずに、声高に我流の方法をネットに掲載する人もいる。

 ミーレは、どうすれば、ユーザーがエコモードを普段使いにしてくれるのかを考えた。その結果が今秋「リデザイン」されたG7000シリーズだ。完全に新しくはないが、使いやすい。エコモードがリデザインされて、魅力を増している。

 これからはエコ家電を持っているというだけでなく、きちんと使ってナンボの時代。環境負荷を減らすためには、ユーザーの、みんなの力が欠かせない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  2. 2

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  3. 3

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 4

    高橋成美「渋幕→慶応」だけでは読み解けないズバ抜けた回転の速さ 世界選手権ペアで日本人初の銅メダル

  5. 5

    東京・赤羽、先行する第1地区に110メートル級、せんべろの1番街が丸ごと潰される危機

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    年金生活者を悩ませる墓問題 維持費も「墓じまい」の費用も払えない人はどうすればいいのか?

  4. 9

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  5. 10

    松本若菜「ジュラシック・ワールド」吹き替え《棒読み》論争再燃…暗雲漂う主演ドラマに新たな逆風