備蓄米放出で異例の手法…「随意契約」に問題はないのか
ただし、随意契約は公正性や透明性の確保という面で課題もあります。どの業者が、どのような条件で契約を結んだのか、十分な情報開示がなされなければ、“特定業者との癒着”や“不正取引”といった疑念が生じかねません。実際、過去にも随意契約を巡って批判を受けた事例は少なくありません。
そのため政府には、契約の対象業者の選定基準や、販売条件、数量、価格などについて、できる限り透明性を確保した説明が求められます。農林水産省は今回の措置について、「緊急対応であり、価格安定を最優先に考えた」としていますが、今後の運用次第では制度への信頼にも影響を及ぼす可能性があります。
備蓄米の放出という手段は、食の安全保障や価格安定に不可欠な制度です。随意契約という例外的な手法を使う以上、その妥当性と透明性のバランスが、今後ますます問われることになるでしょう。
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