「会ったら抱きしめて」いま“ベタベタ系男子”が増えている? 猛暑にボディータッチを欲するワケ

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コクハク

年下男子は淡白だったはず?

 猛暑が続く夏ですが、年下男子と恋愛している女性たちからは意外な声が聞こえてきます。それは「こんなに暑いのに、彼がベタベタしてくる」という、嬉しい悲鳴。

 おとなしく遠慮がちともいわれる年下男子に今、何が起きているのでしょうか?

【内藤みかのあたらしいのがお好き】

 これまで、年下の男性との交際では、特に付き合い始めの頃は「彼が遠慮がち」「なかなかボディータッチしてこない」などという声が多かったのです。同い年の女性とは違う、大人っぽい年上の女性を前にして緊張している様子がうかがえますね。

 いきなり触って嫌われないよう、慎重に行動していたのが年下男子のパターンでした。

 お姉さまからお許しをいただくのを待つ…という感じでしょうか。忠犬ワンちゃんみたいで可愛いという印象を持つ女性も多かったのです。

この夏の年下男子は何かが違う?
 しかしこの夏は、いつもと違います。酷暑でカラダも汗ばんでいるというのに、年下男子が触ってくると言うのです。

 例えばアラフォーのS子さんの場合、アプリで知り合った年下男性に「会ったら抱きしめてもらえますか?」と言われたそうです。

 S子さんは他にも、「頭ナデナデしてください」や「手をつなでもいいですか?」というメッセージを受け取ったことがあるそうで、今までよりもボディータッチを求められている気がすると不思議がっています。

ベタベタ男子が増えた理由

 初対面の女性に対して、出会う前からボディータッチを求めてくるのも驚きですが、その内容が「抱きしめてほしい」「頭を撫でてほしい」など、性的なことよりも甘えることを期待しているような印象も受けます。

 年下男子と交際中の女性も、「胸に顔をうずめてくる」「膝まくらでゴロゴロしてくる」など、癒やしを求める行動が多いという話を聞きます。

 これほどに年下男子が女性と接触を求めるようになった理由はどこにあるのでしょうか。

年下男子がイチャつきたくなる時
 もちろん、今までも年下男子は甘えたがりの一面は持っていました。例えば何か落ち込むことがあったり、悩んだりしている時に「抱きしめて…」などとすがってくることはあったのです。

 けれど今年の夏は、女性たちが「どうした?」と感じるほどに触れてきたがる年下男子が大勢発生しています。これはなぜなのでしょうか? ひょっとして今年の暑さも影響もしているのでしょうか。

 これは筆者の推測ですが、前回のコラム同様、社会情勢が不安定なのも一因ではないかと思います。南海トラフ地震が近づいているのではという報道もあり、人々の不安感は増しています。

【関連記事】イケメンより優しい人より「筋肉男子」好き! 今、そんな女性が増えているワケ。背景は“社会情勢”にあり?

ボディータッチで得られる安心感

 さらに夏というのは開放的になり、出会いや恋愛を求める傾向が強まります。猛暑ということで炎天下はあまり行動できず、むしろ夜に待ち合わせることが多くなりがちなので、ロマンティックなムードも高まるのかもしれません。

 年下男子は不安を感じているので、年上の女性にそれを癒やしてもらいたがっているのかも。同い年の女性相手ではなかなか甘えられなくても、年上の女性だったら不安ごと温かく受け入れてくれるはず…と期待しているのでしょう。

 とはいえ、暑い夏にずっとベタベタされたままなのは、女性もなかなかツラいはず。適当な時に「何か飲もう」などと切り上げ、フルーツジュースやアイスクリームなど、甘いもので彼の緊張を和らげる工夫をしている人もいました。

とはいえ、いきなりタッチは危険!
 注意してほしいのは、抱きしめてもらうために、マッチングアプリで年上女性を探している男性です。そういう人は、恋愛ではなく、甘えることだけを目的にしている可能性があります。自分だけが癒やされたらスッキリして、それっきりになってしまうリスクがあるのです。

 アプリで年下男子を探しているS子さんは、会う前からイチャイチャを求めてくる人は断っているそうです。理由は、当日好みじゃない男性が現れたら、接触する気持ちになれないから。

 ボディータッチについては、顔を合わせてから考えたほうがよさそうですね。

(内藤みか/作家)

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