農水省は「生産量が需要を大幅に上回る」と…“コメ余り”予想でも新米価格が下がらないワケ

公開日: 更新日:

■買い付け合戦はまだまだ続く?

 農水省の推計通りにいけばコメ不足は起こらず、集荷競争も沈静化し、コメ価格も下落するはずだ。それでも、ある大手コメ卸売関係者は「その見通しを受けても、新米価格はしばらく下がらないでしょう」と、こう続ける。

「そもそも米価高騰は、農水省のコメ需給に対する見通しの甘さが原因です。コメのとれ具合を示す『作況指数』が現場の事態とずれ、供給量が不足していたにもかかわらず、農水省は頑なに『コメは足りている』としていた。インバウンド消費の増加といった需給の変化も見抜けなかった。関係者の多くは、国の統計を信用していない。『コメ不足にはならない』といわれても、そう簡単にはうのみにできないのです」

 当然、買い付け合戦もしばらくは続きそうだ。

「各業者が生産現場の視察などを行っていますが、やはり産地によっては、猛暑や渇水で壊滅的な被害が確認されている。不作の不安は大きいままです。集荷や卸売業者にも自分の商売があるし、取引先への安定供給実現のため、ある程度高値でもコメを確保せざるを得ない状況です」(同前)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網