中心部で男性が襲われ重傷…野沢温泉村の緊急クマ対策とは? 陣頭指揮を執る村長に聞いた
先月29日に野沢温泉スキー場がオープン。昨シーズンの利用者数は40万人超と、全国4番目の人気を誇る国内屈指のスキーリゾートだ。人口約3300人の村はシーズンに入ると外国人を中心に多くの観光客で賑わう。
「今回の事故は、まったく人けがない状況で発生しました。猟友会によると、スキー客や宿泊施設と飲食店の従業員が増えれば、出没リスクが減るのではないかということです。人がいるところに出没しているわけではないので、人が出ていない時間帯はなるべく外に出るのを控えるよう呼びかけています。朝方からパトロールを開始し、村内放送やスキー場でもアナウンスしています。子供の通園や通学は保護者に車で送迎してもらい、車がないなど、都合がつかなければ村で対応します。インバウンドにも影響すると思いますが、それは仕方ありません。何より村民の暮らしがあっての野沢温泉なので、住民や子供、今、村に来ている人たちの安全を最優先するよう心がけています」(上野村長)
緊急銃猟が困難な状況の中、村全体でクマ対策に取り組んでいる。
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