秋田県が「ふるさと納税」でクマ対策 担当者もビックリ1000万円スピード達成!

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 県としては初の試みということもあり、フタを開けてみるまでどれだけ集まるか、予想もつかなかったという。1000万円集まる手ごたえはあったのか。

「今までやったことがなかったので何とも言えませんが、反響はかなりあり、『どういう手続きをすればいいのか』という問い合わせがありました。まったく想像がつかなかったので、こんなに早く達成するとは思いませんでした。クマ被害が全国ニュースになり、これだけ寄付が集まったのかもしれません。クマを寄せ付けない対策が必要なので、今後の金額次第では柿や栗の木の伐採なども考えたい。皆さんのご厚意に感謝しながら、安全安心のために大切に使わせていただきます」(前出の担当者)

■大量出没で自治代は財源不足

 今年は想定外のクマの大量出没により、各自治体とも駆除や人員確保で必要経費が膨らみ、財源不足に悩まされている。そのため、ふるさと納税でクマ対策費の支援を呼びかける自治体は12月以降、急増。現在、20ほどの市町村が寄付受け付けを行っている。

 大半の自治体は返礼品なしだが、2023年度から「クマといい距離プロジェクト」を実施している秋田県にかほ市は、返礼品として、県産の「あきたこまち」や「ひとめぼれ」がもらえるプランを用意。返礼品代の一部(1000円)がクマとの共生活動支援金として寄付される。

 地域によっては3月ごろには、冬眠から目を覚ますクマもいる。自治体にとってクマ対策は急務だ。

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