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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

給付付き税額控除とベーシック・インカムで年金はどうなる?

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 仮にBIが月8万円なら、年金が月5万円程度の「痩せた小魚(低年金層)」は、網目を抜けて手取りが増える。しかし、資産2000万円を律義に蓄えた「肥えた大物(資産形成層)」は、網にガッチリ掛かり、年金を吸い上げられる公算が大きい。さらに恐ろしいのは、この網が「一度入ったら二度と出られない」一方通行だということだ。

 これまで「公助」という暖かい海流を信じて泳いできたシニアにとって、BIへの一本化は、頼みの綱だった厚生年金の上乗せ分が、一律という名の「安物エサ」にすり替わることを意味する。

 漁師(国)は「公平な分配」という美辞麗句の「すくい網」を振りかざし、水槽の中の魚を効率よく管理し始めているのだ。一度水槽に入れられれば、もう二度と自由な大海原へは戻れない。

「しまった、完全にマイナンバーという発信機で捕捉されていたか……」

 気づいた時には逃げ場のない内海。老後の安心を求めて必死に蓄え、パンパンに太ったシニアほど、国という漁師が仕掛けた「定置網」から逃げられない。

 一生懸命に肥えた結果が、一番おいしく召し上がられる「特上ネタ」への直行便だったというわけだ。

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