たった1件のクレームで善意が潰される…「やる偽善」すら許されない“病理”

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 冒頭のポストにも〈偽善でもゴミを拾ってくださる方は素晴らしい〉などと支持するリプが続々だった。

 まったく無益なクレームをつけるやからはどこにでもいる。気に病むだけ損だろうが、たった1人の苦情で……福島県いわき市の中学校5校で、卒業祝いで出すはずだった赤飯を、3月11日なのにという保護者のクレームで廃棄した騒動を思い出した人も多いのでは。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「企業のSNS研修などでは、1件の苦情の背後にはサイレントマジョリティーがいるから軽んじてはいけないと強調されがちです。それをうのみにして過剰反応してしまう」とこう続ける。

「飲食店のようにたった1人の書き込みで炎上して死活問題というケースもある。業種などにもよりますが、民間はナーバスにならざるを得ませんし、お役所の場合、最初にクレームを受けた職員も、それが非正規の職員ならなおさら、後から責任問題になっても困るので多少大げさに上に報告しがちです。上へ報告が上がるにつれて話が膨らんで、ろくに内容も吟味せずに、事なかれ主義で対応してしまう。1件の苦情でも止められないという“病理”を抱えているわけです」

「偽善で売名ですよ」と突っぱねられるのは、杉サマぐらいか。

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