即位したのは昭和元年でも、その前には、体を壊した父である大正天皇に代わって摂政の地位にあった。現在の天皇のあり方は「象徴天皇制」と呼ばれるが、戦前は、「現人神」と見なされていたこともあった。
戦後も、昭和天皇は象徴としての地位を逸脱し、政治に深く関わろうとしたようなこともあった。
今、皇室のあり方が問われるなかで、昭和天皇を知ることには意味がある。『昭和天皇物語』はその助けになってくれるのである。
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