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島田裕巳宗教学者、作家

1953年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。宗教学者、作家。現在、東京通信大学非常勤講師。「葬式は、要らない」「死に方の思想」「日本の新宗教」、「日本人にとって皇室とは何か」など著書多数。

皇室と漫画…あり方が問われる今読むべきは『昭和天皇物語』

公開日: 更新日:

 『明仁天皇物語』の原作・脚本を担当しているのは漫画家で僧侶という永福一成だが、『昭和天皇物語』の方は作家の半藤一利の『昭和史』を原作にしている。永福も、その第9巻までは脚本を担当している。

 半藤の『昭和史』も長く読み継がれているベストセラーで、現在では、新版が「戦前篇」「戦後篇」の2冊に分かれて平凡社ライブラリーから刊行されている。授業形式の語り下ろしであるため、わかりやすく、毎日出版文化賞特別賞も受賞している。

 そうした『昭和史』がもとになっているだけに、『昭和天皇物語』は史実にもとづいているわけだが、エンターテイメントとしても楽しめる。最初の方の巻は、今なら(4月12日まで)インターネット上で無料で読めるので、試し読みをしてほしい。

 昭和天皇の在位したのは激動の時代だった。しかも、日本は戦争に敗れたことで、戦後すぐの段階では連合国による占領下におかれた。戦前も戦後も、昭和天皇は大きな役割を果たし、その評価もさまざまだが、だからこそ『昭和天皇物語』は非常に興味深いマンガになっている。

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