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若月澪子

1975年生まれ。ジャーナスリト。大学卒業後、NHK高知放送局・NHK首都圏放送センターで有期雇用のキャスター、ディレクターとしてローカル放送の番組制作に携わる。結婚退職後に自殺予防団体の電話相談ボランティアを経験。育児のかたわらウェブライターとして借金苦や終活に関する取材・執筆を行う。生涯非正規労働者。ギグワーカーとしていろんな仕事を体験中。

老後破産したエリートビジネスマンは、コンビニ店員として再出発できるのか

公開日: 更新日:

韓国ドラマのような転落劇

 華やかな駐在員時代から、医学部除籍と家庭崩壊。Bさんの話はまるで韓国ドラマのようで、「盛ってるのではないか…」と疑いたくなる。

 ただBさん宅のように、妻が子ども教育にのめり込み、気がつくと老後資金まで失っている家庭にはしばしば出会う。教育費は家計の中でも「聖域」になりやすく「子どもの将来のため」という名目でお金は簡単に消えていく。

 また子どものひきこもりがある家庭には、父の不在と母子密着が見られる。自分の財産が失われていることに無自覚なほど、Bさんは家計や子育てを妻に丸投げしてきたのだろう。

 Bさんは休職ののち、40年近く勤めた会社を半年前に去り、今は失業給付を受けている。Bさんは失業給付が終了したら、働きはじめるという。

「60歳を過ぎた人間を雇ってくれる会社なんてありませんからね。清掃員でもコンビニ店員でも、何でもやるつもりですよ」

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