飛行機に乗ることが目的でいいのか? 『沸騰ワード』人気企画「マイル修行旅」に向けられる厳しい視線

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 しかし近年、航空業界では脱炭素への取り組みが進み、『フライト・シェイム(Flight Shame=飛び恥)』という言葉も広く知られるようになりました。航空機による温室効果ガス排出への問題意識から、飛行機の利用を控え、鉄道など別の移動手段を選ぼうとする考え方です。

 海外では、気候変動問題を訴える環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏の飛行機利用が批判の対象となったほか、電気自動車を推進するイーロン・マスク氏によるプライベートジェットの利用もたびたび議論を呼んでいます。飛行機利用をめぐる価値観は、世界的に見てもデリケートなテーマになりつつあります。その意味で、マイル修行をエンターテインメントとして扱う日本社会は、海外と比べると“意識が低い”のかもしれません」

 今年初めには、マイル修行が問題視される事態も起きた。沖縄の離島路線に修行僧が集中し、島民が利用しにくくなる状況が発生。通院や子どもの部活動の遠征など、生活に不可欠な移動需要にも影響が及び、“お遊び”の利用者が地域住民の生活を圧迫する構図が浮き彫りになったのだ。いろいろな便に修行僧が殺到すると、夏休みの旅行計画などにも影響を及ぼしかねないだろう。

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