施設現場を数多く取材した筆者は入居したくない…高級老人ホームがムラ社会化、精神を病む入居者たち

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 現在の入所者を世代でみると、セクハラやパワハラに当たる行為がまかり通る時代を生きてきた。多くの入所者は時代の流れに折り合って若いころのおかしさを修正しているとはいえ、現役時代そのままで問題ある入所者が一定数いるのも事実だ。

 とはいえ、対応するスタッフはたまったものではない。最後に、A氏はこのように話す。

「Tさんのような“ヤンキー老人”のせいで迷惑するのは、ごく普通の、平穏な入所者なのです。施設内の人間関係に悩まされ、入所前より精神面が悪化し、食事も満足に食べられなくなった人がいました。多額のお金を出してくれる人に配慮するのもいいですが、普通の人が快適な老後を過ごせる環境づくりこそが、大切なのではないでしょうか」

(取材・文=宮原多可志)

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