70代女性が新型コロナ感染…熊本地震「猛暑の過酷な避難所」感染症蔓延リスク

公開日: 更新日:

 猛暑の夏ゆえのリスクもある。昭和医科大学医学部名誉教授・二木芳人氏(臨床感染症学)はこう言う。

「まず、食中毒の対策が必須です。その上で、夏に流行しやすい感染症が、避難所で蔓延する恐れがあります。例えば、今回感染が確認された新型コロナウイルスは、冬だけでなく夏にも流行のピークを迎える。ヘルパンギーナや手足口病、アデノウイルスなど“夏風邪”をもたらす感染症にも注意が必要です」

■車中泊も逆効果に

 密集を避けて車中泊を選んでも、逆効果になりかねない。

「エコノミー症候群が懸念されるだけでなく、睡眠不足になって疲労がたまると、免疫力が低下してしまいます。かえって、疾病にかかるリスクが高まってしまうのです。人によって事情はあれど、できる限りストレスや負担の少ない場所で過ごすことが肝心です」(二木芳人氏)

 それにしても、避難所の光景は、10年前の熊本地震と何ひとつ変わっていない。なぜ、この間に整備を進められなかったのか。国や各自治体の対応は、検証されてしかるべきだ。

  ◇  ◇  ◇

 被災地での不便さや二次被害などの懸念に関しては関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大苦戦「うたコン」がテレ東音楽祭と昭和歌謡に寄せて復活のノロシ! 矢沢永吉、井上陽水の名曲も次々と…

  2. 2

    『スマスロ ミリオンゴッド』導入から4カ月、目立つ空き台の裏でファンが期待するホールの対応

  3. 3

    巨人ベテラン坂本勇人の評価が爆上がり! 改めてクローズアップされそうな「打撃・守備以外の魅力」

  4. 4

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです

  5. 5

    阪神・藤川監督「森下&佐藤輝依存」の無策露呈…極端な“外弁慶”で甲子園残り11試合が最大の鬼門に

  1. 6

    《芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?》…中村ゆりさんがルーツを胸に「負けん気」を貫いた44年の生涯

  2. 7

    小池都知事肝いり「築地再開発」頓挫の予兆…松平定信の歴史的遺構と建築費高騰のWパンチ

  3. 8

    岸田元首相も“激怒”! 高市首相の内閣改造めぐる“パワハラ”アンケートに自民党内から非難轟々

  4. 9

    高市首相の内閣改造めぐる迷走と誤算…維新の「本命」外し“スネ傷”中司幹事長起用のウラ事情

  5. 10

    林芳正総務相は結局、留任か…高市首相が画策「内閣改造で総裁選ライバル潰し」に“白旗”