奈良県立民族博物館の収蔵庫パンク報道で注目 廃棄予定の資料はなぜ売れない? 考えられる解決策
「博物館に持ち込まれる民具には、コレクター界隈をリードするインフルエンサーのような存在がいないため、若者に愛好家が少なく、数少ない引き受け先は高齢者に偏っているのが現状です。若い富裕層は現代アートなどを買い集める傾向にあります。鍬や唐箕は場所を取るため置き場所に困る点なども、民具がコレクターズアイテムとして人気が出ない要因でしょう」(前出の古物商)
かつて、「開運!なんでも鑑定団」には古民具などを専門に扱う鑑定士がレギュラー出演していたように、1990年代の頃は民具の鑑定依頼は多かった。その鑑定士が死去した後は代わりの鑑定士が出演していたが、もはやレギュラー出演ではなくなった。民具の鑑定依頼自体が少なくなり、高額鑑定が出るケースも稀なので、取り上げらくなったのかもしれない。
■インフルエンサーの力を頼ってブームを起こせ
そんな現状を踏まえると、ネット上で声高に奈良県知事を批判した人たちも、民具に関心を持っている人はほとんどいないと思われるし、99%の人は博物館を訪れても、民具の展示はスルーしているのではないだろうか。仮に民具の展示会を開催しても、仏像や埴輪のような集客力があるとは思えないから。

















