奈良県立民族博物館の収蔵庫パンク報道で注目 廃棄予定の資料はなぜ売れない? 考えられる解決策
博物館の収蔵庫のスペースがなくなっているのは切実な問題であり、価値の高いものを受け入れることができない問題まで生じている。資料の廃棄が議論されるのはそのためだし、廃棄しないのであれば保管場所を確保することが必要になっている。
幸い、民具は実用品で、掛軸や屏風などに比べると劣化しにくい。そのため、収蔵庫からあふれた分を廃校舎などに移し、保管している例もあるという。そこで、行き場を失った民具問題の解決策の1つとして、有志が引き取って、自宅や倉庫などで保管するのが最善の策ではないかと思われる。実際に、一部の博物館では劣化しにくい収蔵品を個人宅に預け、保管してもらう取り組みを行っている。
文化財を残すためにはどうすればいいのだろうか。自治体の予算も有限である中、地域の人々が地域の宝の行く末を、真剣に考えていく必要がありそうだ。
(取材・文=山内貴範)

















