著者のコラム一覧
長尾義弘ファイナンシャルプランナー、日本年金学会会員

徳島県生まれ。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』(徳間書店)、『投資ゼロで老後資金をつくる』(青春出版社)『保険の選び方大全100』(自由国民社)。年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』、『定年前後の手続きガイド』など多数。http://neo.my.coocan.jp/nagao/ X(旧Twitter):@neo_sigh

「認知症だから長くはない」が大誤算に…老人ホーム費用が想定以上に膨らむケース

公開日: 更新日:

「まだ早いかな」と思うくらいの時期から情報収集を

 介護が進んだり、認知症が進行したり、医療的なケアが必要になったりすると、それまでの施設では対応できなくなり、転居が必要になることもあります。また、「認知症だから、もう長くはないだろう」と思って入居したら、規則正しい生活や栄養バランスのよい食事のおかげで元気になり、予想以上に長生きして、介護期間が長くなることも珍しくありません。

 そうなると、介護費用が想定より多くかかり、経済的な負担が重くなることもあります。老人ホーム選びは、できれば複数の施設を見学して比較することをおすすめします。

 パンフレットだけではわからないことがたくさんあります。スタッフの雰囲気、入居者の表情、食事の内容、建物の清潔さなど、実際に見てみることで感じることは多いものです。

「まだ早いかな」と思うくらいの時期から情報収集を始めておくと、いざというときに慌てずにすみます。介護や老人ホームの問題は、誰にでも起こりうることです。

 だからこそ、「その時になったら考えよう」ではなく、「元気なうちから準備しておこう」という気持ちが、安心できる老後につながるのではないでしょうか。(おわり)

  ◇  ◇  ◇

 中高年に投資は必要?●関連記事【こちらも読む】老後不安は9割が幻想?過剰な投資してまで「NISA貧乏」になる必要はなし…もあわせて読みたい。

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