「この子のことがもう信じられない」両親が小6娘の悪口を延々と…中学受験講師がゾッとした保護者面談
「先生、私、この子のことがもう信じられないんです」──。中学受験を控えた小学6年生の娘について、保護者面談でそう切り出した母親。父親も同調し、二人は我が子への不満を次々と口にした。ところが話を聞くうち、ある異様な状況に気づく。娘の「いいところ」を語っているのが、両親ではなく講師である自分だけだったのだ。
◇ ◇ ◇
保護者面談は、講師にとって本音が交わされる貴重な場です。子どもの家庭での様子を知り、塾での姿とすり合わせる。そうやって一人ひとりに合った指導を探っていきます。ですが25年のなかには、思わず耳を疑うような面談もありました。
その日、面談にやってきたのは、ある女子児童の両親でした。お子さんは小学6年生。正直に申し上げれば、この子には手を焼く面もありました。勉強に身が入らず、宿題をやってこないことも多い。やったと言うので確認すると、手をつけていない。そんなことが何度かありました。ですから、親御さんが娘さんに不満を抱く気持ちは、分からなくはなかったのです。ところが席に着くなり、母親が口にした言葉に、私は耳を疑いました。
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