『スマスロ ミリオンゴッド』導入から4カ月、目立つ空き台の裏でファンが期待するホールの対応
設定に忠実な出玉で一発逆転が困難に
なぜ『スマスロ ミリオンゴッド』の盛り上がりは、長く続かなかったのだろうか。その理由のひとつは、「プレミアムゴッドゲーム(PGG)」の確率が下がったことにあるという。
歴代のミリオンゴッドシリーズに搭載されているPGGは、リール上で「GOD」図柄が3つそろうことで発動。複数のGGが確定する、出玉獲得の最大のトリガーだ。PGGの出現確率は、過去のシリーズ機では1/8192だったが、『スマスロ ミリオンゴッド』では1/16384となっており、確率は半分に下がっている。
「ミリオンゴッドシリーズの場合、どれだけ負けていてもPGGを引けば、そこから一気に逆転できるという夢があったわけです。しかし、『スマスロ ミリオンゴッド』ではPGG確率が半分になり、一発逆転の可能性が低くなってしまった。それこそ以前のシリーズ機なら、『GODがそろえばなんとかなる』と思って、どんどん追加投資をしていたユーザーもいましたが、『スマスロ ミリオンゴッド』ではそれも難しくなっている。投資を取り返すチャンスが減ってしまったということで、深追いしない打ち方を実戦するユーザーも多くなっているのだと思います」
そして、今回の『スマスロミリオンゴッド』は過去のシリーズ機に比べて設定に忠実な出玉になっているようだ。
「射幸性が高い機種は、設定(ホール側が各台の出玉率を決める機能)が低くても、まぐれで大勝ちする可能性がそれなりにあるというのが特徴ですが、『スマスロ ミリオンゴッド』の場合、設定に忠実な出玉となることが多い。特に低設定はGGの初当たりもなかなか引けず、連チャンもしづらく、打っていて低設定だとすぐにわかるような挙動をするんです。低設定だと大負けする可能性も高いので、ユーザーもすぐにヤメてしまい、全体の稼働も低下する。『高設定かもしれない』という挙動をする機種であれば、粘って打つユーザーも多いですが、低設定であることが分かりやすい機種だと、粘るユーザーが少ない。そこが、『スマスロ ミリオンゴッド』の稼働が落ちている要因だといえるでしょう」
■2週間前に導入された『真打 吉宗』の爆発力
さらにライバル機の存在も大きいという。『スマスロ ミリオンゴッド』の2週間前に導入された大都技研の『真打 吉宗』が人気になっているのだ。
「『真打 吉宗』は、『スマスロ ミリオンゴッド』に比べて、導入前の話題性はそこまでではなく、導入台数も決して多くはありませんでしたが、いざホールデビューしたところ、なかなかの人気をキープしています。『真打 吉宗』には、2000枚を獲得できる“真BIGボーナス”というとんでもない出玉のトリガーがあり、爆発力は『スマスロ ミリオンゴッド』以上。同時期に射幸性の高いライバル機が登場したということで、『スマスロ ミリオンゴッド』が割りを食っている部分もあるのかもしれません」
鳴り物入りで登場したものの、絶対的な大ヒットにはなっていない『スマスロ ミリオンゴッド』。今後はどうなっていくのか。
「設置台数も多いので、ホールとしてもしっかりと使っていきたいとは思っているはず。そもそもミリオンゴッドシリーズのファンもいますし、長く稼働させていくとは思います。そして、設定が分かりやすい機種ということを考えると、定期的に高設定を入れることで『このホールは高設定を入れてくれる』ということをユーザーにアピールしやすい機種だともいえます。そういった施策を上手くやっていくことで、集客にもつながります。ホールとしても、この機種を効果的に使っていく道はまだまだあると思いますね」
もしもこれから『スマスロ ミリオンゴッド』を打つというのであれば、ホール選びが重要になりそうだ。

















