12歳の娘に患者の頭蓋骨に穴を開けるドリル作業をやらせ…親バカ女医が起こしたトンデモ事件の全容
昨年1月、オーストリアのグラーツ大学病院で起きたとんでもない事件が、国際的な注目を集めている。
木の枝が頭に落ちて重傷を負った農作業員(33)が緊急で脳外科手術を受けた際、担当の女性脳外科医(氏名・年齢は非公表)が、医学に興味を持つ自身の娘(12)を手術室に入れ、患者の頭蓋骨に穴を開けるドリル作業をさせたというのだ。
事件は匿名の通報により発覚。手術後の医師が同僚に「娘が初めてドリルで穴を開けたのよ」と自慢げに話したことがきっかけだという。幸い手術は成功し、ドリル作業は手術の最終段階の簡単な手順だったが、まったく訓練を受けていない子供にやらせたことが大問題になった。
医師はもちろん、手術を補助した男性研修医が「過失による身体的危害罪」で起訴され、裁判が今月14日にグラーツ地方裁判所で始まった。
裁判の争点は、娘がドリルを「単独で操作したか」にある。検察側は「装置の説明後、娘が1人で穴を開けた」と主張する一方、弁護側は「監督下での手伝い」と反論。被告は「手術室に娘を連れて行ったことが最大の過ちだった」と認め、「愚かな母親の誇りから出た言葉だった」と自慢話について謝罪した。
その上で、「20年間で無数の命を救ってきました」と訴え、情状酌量を求めている。



















